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無事に健康な赤ちゃんが生まれてくること、その願いはご家族も医療機関も同じです。しかし、分娩では予期せぬことも起こり、残念ながら赤ちゃんが脳性麻痺をきたしてしまうケースもあります。 ここでは脳性麻痺の基礎知識に加えて、万が一脳性麻痺になってしまった場合の補償制度についてお伝えします。
何らかの原因で赤ちゃんの脳がダメージを受け、それによって運動機能に障害をきたしてしまった状態を脳性麻痺といいます。脳性麻痺にはさまざまなタイプがあり、それによって症状や重症度も異なります。重症でない限りは生まれたばかり赤ちゃんの症状はわかりにくいと思われ、成長に伴って少しずつ運動機能の障害や発達の遅れが目立ってきます。
生まれてくる赤ちゃんの全体のうち、残念ながら一定数の割合で脳性麻痺は起こり得ます。その確率は約0.2%と考えられており、日本では少ないながらもそれを裏づける調査研究が行なわれています。産科における医療訴訟・裁判件数からもある程度の想定はできますが、公式発表されているデータよりも実際の医療過誤における脳性麻痺の事例は多いと考えられます。
脳性麻痺を引き起こす脳へのダメージ、その原因は何でしょうか。主な原因は赤ちゃんの出生前後の低酸素や感染症などが考えられますが、一方で原因がわからない場合もあります。日本医療機能評価機構では、脳性麻痺のリスク要因を調査した報告書を取りまとめて公表しています。
万が一お子さんが脳性麻痺を起こしてしまった場合のために、わが国には経済的な負担を公的に補償する「産科医療補償制度」が存在します。この制度は脳性麻痺の発症原因を分析する役割も担っており、同様な事例の再発防止に役立つ情報発信も行なっています。補償を受けるためには対象となる基準を満たす必要があり、生まれた年や出産時の状況などによって要件が異なります。
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